アメリカで注目集めるクラウド不動産投資「iFunding」


アメリカのスタートアップiFunding(アイファンディング)が注目を集めています。iFundingはクラウドファンディング型の不動産投資会社で、不動産取引に使えるアプリもリリースしています。

スマホでできるクラウドファンディング型不動産投資

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通常、不動産投資は信託商品でもない限り、最低でも数百万円からと高額で手が出づらいものでしたが、iFundingは複数人で1つのプロジェクトに投資するのが特徴です。1人の投資額は50万円程度からと小額で済み、投資のハードルを下げられます。

アプリには不動産情報のほか、隣接地域や財務予測などを表示。物件に投資すべきタイミングが分かりやすくなっているといいます。出資者はアプリを通じて、着工状況や財務状態などを写真などで確かめながら、プロジェクトの進捗を監視できます。

ソーシャル機能もついていて、出資者はプロジェクト責任者、またiFunding幹部社員にも投資に関する相談ができるそうです。

不動産投資を民主化

アプリ発表に際して、共同創設者のソイン・シャーは「スマホでクラウドファンディングの投資物件が管理できるアプリは世界初。出資者はどの物件が投資可能かを確かめ、数回タップするだけで投資ができる」とアプリの出来に自信を見せました。

同じく共同創設者のウィリアム・スケリーは建築業界誌の取材に「アクセスのしやすさと透明性を通じて、不動産投資を民主化するためのビジョンを反映している」とも話しています。

2012年に設立されたiFundingの総投資額は合計20億円以上。投資対象は400万円程度の戸建て住宅から、数億円の開発案件まで合計180億円以上。不動産に関して新しい情報があった場合はアプリからアラートとして通知されてくるということでした。

アプリで何より恐いのはセキュリティーですが、同社ではアメリカで人気の証券投資アプリ「E*TRADE」「TD Ameritrade」と同等のセキュリティーを担保していると説明しており、今までもアクセスの多くはモバイルからだったと話しています。

250億円の案件も

iFundingは不動産企業のMavrixグループと提携し、マンハッタン・フルトンストリートに建設予定という250億円のコンドミニアムタワー建設計画にも参加。まさに急成長中のスタートアップで、もの好きな投資家が飛びつくのは想像に難くありません。

しかし、スマホで数百万円規模の投資をするとは…いくら透明性が高いとはいえ、REITのような投資信託と違ってリスクが非常に高いです。投資大国アメリカで成長するのは分かりますが、リスクに慎重な日本ではかなり先の話になりそうですね。

K.M.

書籍・雑誌・WEBメディアの編集者・記者。ビジネス・カルチャー担当です。主な仕事先はKADOKAWA、講談社など。インタビュー、ゴーストライターなど、お問い合わせください。

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