社会を考える/自分を考える~私のライフ&マネープランニング 年収300万台一人暮らしでも、1000万円は貯まります③ 正しい収入の数え方:ボーナスは「収入」に入れず、存在を忘れる!


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「思っていたより私の収入って少ない?」のはなぜ?

さて、こうして収入と支出の金額を客観的に出してみると、多くの人にとって「収入は思っていたより少なく、支出は思っていたより多い」感じになると思います。
ちなみにもし、実際に出してみた金額がこれと逆(「収入は思っていたより多く、支出は思っていたより少ない」)という人は、黙っていてもお金が貯まる人ですから、私のマネー指南はあまり必要ではないでしょう。この先は読まなくても大丈夫です(笑)。

現実的に、「思ったより使っている」ことがあるから、お金が貯まらないわけで、収入よりも支出が圧倒的に少なければ、とっくにお金はみるみる貯まっていきます。

では、なぜ「思っていたより収入が少なく」思えるのかというと、もともとできるだけ収入が少なめの場合を想定して(残業代などが大きくプラスされた月ではない場合)、ひと月の収入を出しているからで、体感的には「もっとあると思ったんだけど……」と感じることも多いと思います。

また、その月だけでは赤字になっている場合でも何とかなっていることも多いのですが、それは会社員ならボーナスがあったり、フリーランスや主婦でも親から援助を受けたり、児童手当や一時的なバイトで別途お金を得ていた、といった「毎月の収入以外の臨時収入」でいつのまにかまかなっていることが多いのです。

でも、私が教えたいマネープランニングでは、基本的には臨時収入は一切「収入」に入れません。
確かに、税金などの計算上はボーナスなどは年収の中に入っていますが、これが半年後も確実に入るかどうか、誰が保障できるでしょうか?
ここ数年を見ても、日本を代表するシャープやソニーといった大企業でも大きな赤字を出し、過去最高益から一転、事業の縮小や会社の吸収といったことが10年以内に起きています。
いつまでも安泰な企業などありえないはずです。2011年の前に、東電がその後どうなるか、予想できた人などいないでしょう。

ボーナスは「いつのまにか口座に入っていた」くらいの感覚で

ボーナスは「あって当たり前の収入」ではなく、あくまでも「臨時収入」で、収入とは切り分けてカウントしてください。
ここは、「できる限り支出をしない」お金です。
感覚的には、「あ、たまたま口座を見たら、入ってた。ラッキー」くらいな感じでいましょう。できれば、もう存在自体忘れてしまっていいです。

そうなれば、「今年の冬はボーナス1/3カットか……」など、落ち込む必要もありません。
「あったらラッキー」なのですから、それが去年より多かろうが少なかろうが、本来の家計には一切影響なし。あったらいくらでも「ありがたいな~」というスタンスで、過度に増減に喜んだり、落ち込んだりせず、できるだけ存在を忘れましょう。

もちろん、初めからボーナスなどない人も大勢いるでしょう。そういう場合は、この先もしボーナスの出る仕事に就いたとしても、ボーナスの存在はとにかく忘れましょう。今までどおり、「ボーナスなどない」ものとして暮らせばいいのです。

女性の場合、このスタンスが効くのが妊娠・出産などの時期です。妊娠・出産は予期せぬタイミングで起きますが、会社を休んでいる間、各種の手当ては出ても、ボーナスは当然出ません。
早めに休んだり、育児休暇を長く取ったりすれば、数年近く出ないこともありえます。
女性はもともと、こうした時期がいずれ来ることが多いので、ボーナスを年収に入れて計算するのはよりお勧めしないのです。
(もちろん、男性も妊娠・出産期間がないというだけで、それ以外の入院・転職・会社の都合のリスクもたくさんあるので、油断せずボーナスの存在を忘れるに越したことはありません)

さて、臨時収入についてかなり熱く語ってしまいましたが、一口に「収入」と言っても、意外とこの臨時収入分を当てにしている人が多いので、ここは最初にしっかり覚えてほしいところです。

究極のマネープランニングは、「収入と支出を正しく把握する」だけでいい

まとめると、私のライフ&マネープランニングでは、「収入は、年収ではなく、毎月最低限入ってくるお金」になります。
この「収入」に対して、「支出」をより少なくすれば、自然とお金は貯まっていきます。
とてもシンプルなことですよね。

多くの人は「収入」よりも「支出」をどうすればいいか、家計簿をつけたり、光熱費や交際費を節約したり、まずそこから何とかしようとします。
確かに支出をどうコントロールするかは重要ですが、自然とお金を貯められるようにしたいなら、まず「自分の収入」を正しく把握することが何よりも一番重要です。

極端に言えば、これができていれば、家計簿なんて必要ないし、何にお金を使っているかをいちいち把握する必要すらないかもしれません。
「何に使っているかわからないけど、とにかく、今の収入より使っているお金が少ない」なら、究極はそれでもいいんです。

家計の管理は、カード払いがあったり、税金があとから来たり、臨時支出・収入があったりと本当の収入や支出がすぐにわからなくなりがちですが、わからなくなったらまず、基本の収入と支出を確認する、これが最初の一歩です。

節約とか投資とか貯めるコツとかいろいろ考える前に、最終的にマネープランニングは、この基本姿勢「収入と支出を把握する」を極めるに尽きるのではないでしょうか。
本当にこれを徹底的にやるだけで、何もしなくても貯まるようになる人もけっこういると思います。
というわけで、次もこの話がまだまだ続きます!

本創 ひとみ

書籍編集者を経て、さまざまな分野で執筆・編集中。手がけている主な分野は、起業、マネー関連、医療、社会起業、(少し)ITなど。

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