銀行 meets クラウドファンディング


thumb_140508_hatena

クラウドファンディング先進国アメリカで、また世界をリードする動きがありましたのでご紹介します。貸付型クラウドファンディングの世界最大手LendingClubと、カリフォルニア州の有力地銀Union Bankが提携したというニュースです。
提携の合意内容によると、ユニオンバンクは、LendingClubを通じて個人向け貸付債権を取得し、協力して新しい金融商品を組成し双方の顧客に提供していくーとのことです。

同行上級副社長で個人向け融資の責任者であるJames Francis氏によると、「今回の提携は、ユニオンバンクにとって高品質な商品へと投資すると共に、我々の顧客に新しい商品を提供することにつながる。LendingClubは優れたカスタマーエクスペリエンスを提供し、革新性において高い評価を確立しており、このような革新的な企業と連携できることに興奮している」と述べています。

ここで簡単にLendingClubのことを紹介しますと、サンフランシスコを拠点とするP2Pレンディング(個人間融資とも言われる、いわゆる貸付型クラウドファンディングサービス)では世界最大手企業です。取締役陣には、クリントン政権の財務長官だったL.サマーズ氏や、モルガンスタンレーCEOだったJ.マック氏、同じくモルガンスタンレーで伝説的人気を誇った証券アナリストM.ミーカー女史など、金融ベンチャーとは異次元のタレントを揃え、昨年5月にはGoogleから実に15億ドル(約1500億円)の企業価値で出資を受けています。

thumb_140517_city

2014年3月31日現在、40億ドル以上の個人向けローンがLendingClubを通じて貸し出され、同じく3月には事業者向けのスモールローン事業を立ち上げました。また、今年の4月には教育/医療向け消費者金融を手がけるSpringstone FInancialを買収しています。

アメリカでは大手銀行や機関投資家からP2Pレンディング事業者への関心が非常に高まっており、シティグループ、Capital One、Bank of Montreal、ドイツ銀行などがP2Pレンディング事業者からローン債権を購入しています。

アメリカ以外では、この3月にバークレイズ アフリカ(旧Absa)が南アフリカのP2Pレンディング事業者RainFinの株式49%を取得するなど、さらに踏み込んだ銀行も出てきました。

日本国内に目を転じると、銀行と貸付型クラウドファンディング事業者との連携は少なく、国内銀行のレーダーに貸付型クラウドファンディングはまだ掛かっていないようです。クラウドバンクもサービスの革新性を追究し、最高のカスタマーエクスペリエンスを提供することで、いずれは大手金融機関から注目されるようになりたいところです。

出典:Union Bank joins forces with P2P loan platform Lending Club
http://www.finextra.com/news/fullstory.aspx?newsitemid=26036

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です