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処分に関するQ&A
Q1、今回の業務停止の理由は?
今回の行政処分の対象となった事項は下記の二点です。
- ・分別管理を適切に行っていない状況
- ・顧客に対し必要な情報を適切に通知していないと認められる状況
「分別管理を適切に行っていない状況」とは、クラウドバンクの業容拡大に伴い、増大するクラウドバンクの取引データを発生当日内に、既存の証券システムに取り込むことが追いつかない状態となり、その結果、第一種業務及び第二種業務に係る顧客預り金残高を正確に把握できず、一時的に適切な分別管理ができていなかったというものです。
また、「顧客に対し必要な情報を適切に通知していない状況」につきましては、上記の証券業務システムへのデータ取込が遅れたことによって、一部のお客様の預り金の情報が不正確な状態にある中で取引残高報告書が交付されていたというものです。
Q2、今回の業務停止で、投資した金銭に影響はあるのか?
今回の処分による運用中ファンドへの影響はございません。現在、運用中のファンドは予定通り正常に運用されております。また、現在募集中または運用準備中のファンドの運用につきましても、今まで通りの運用を予定しておりますので、どうぞご安心ください。
Q3、今回の業務停止を受けてどのような改善をしていくのか?
1) 内部管理態勢の整備について
本件につきましては、以下の諸施策の実施によって態勢の整備を行います。
●コンプライアンス機能の強化
コンプライアンス機能強化を強化します。具体的にはバックオフィス部門の人員増強、業務全般のチェック体制の徹底により管理体制を整備します。
●業務管理フローの見直しと適切な人員配置
クラウドファンディング業務の実態に即した社内の業務フロー及び規程の整備と、その適切な運用を可能とする人員の再配置を実施します。
●経営管理態勢の強化
経営管理態勢を抜本的に見直し、業務執行責任者に担当部門の権限を委譲し、担当部署の責任を明確にすることにより、業務管理を強化いたします。
2) システムの改善について
●業務系システムのアップグレード
当社のクラウドバンク業務を担っている従来の業務系システムを全面的にアップグレードするものとし、平成27年1月初旬より開発に着手し、クラウドバンクの取引に関わる自動処理機能の実装を軸とした改善を行っております。
●管理系システムの変更
2015年4月1日より、従来の会計システムからより機能が充実した会計システムへ移行いたしました。この変更により、7月にアップグレードを予定しております業務システムと会計システム間の連携が強化され、手動入力が極小化することで人為的なミスの発生余地を削減いたします。
Q4、今回の処分によって日本クラウド証券の経営状態は大丈夫か?
・当社の主要な収益源である融資の残高をベースとしたスプレッド報酬及び、グリーンシート発行企業に対するコンサルティング報酬は業務停止期間中も継続して発生いたしますので、この度の処分に伴う財務への影響は限定的であると考えております。
・また、直近の自己資本規制比率は287.9%(5月末時点)であり、財務状態は証券会社として求められる健全な状態の基準である140%以上の数値を維持しております。
日本クラウド証券株式会社
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